おつかれさまです!
今日は、
日本の長期金利が3%を超えた
というニュースが話題になっていました。
経済の話は、見出しだけ追って終わりになりがちです。
けれど、金利の動きは、
預金より先に住宅ローンの不安
として家計に入ってきます。
とくに今は、変動金利で借りている人も、
これから借りる人も、一度立ち止まって考えたほうがいい局面です。
現在までの金利の認識と住宅ローンについて
ここ数年、住宅ローンの変動金利は
「低くて当たり前」
のように受け止められてきました。
毎月の返済額を抑えやすい。
固定より数字が低く見える。
営業の場でも選びやすい。
そんな理由から、深く考えずに変動を選んだ人も少なくなかったはずです。
ただ、その前提は少しずつ変わっています。
実際、2026年9月には、ドコモSMTBネット銀行、楽天銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行が変動金利を引き上げています。
三菱UFJ銀行では、2026年9月1日時点の新規借入の変動金利が年1.195%と表示されています。
つまり、変動金利が1%を超えるのは、もう特別な話ではなくなってきたということです
ここで一緒に見ておきたいのが、
「フラット35」
です。
フラット35は、
借りた時点の金利が返済終了まで変わらない
全期間固定型の住宅ローンです。
変動金利のように後から上がる不安が小さいぶん、最初の金利は低くありません。
2026年9月の最頻金利は、融資率9割以下で年3.460%と案内されています。
これは、数字だけ見れば、変動との開きはかなり大きく見えます。
だからといって、フラット35が高いから損、変動が安いから得、と単純には言えません。
この違いは、
どちらが有利かではなく、どちらがリスクを負うかの違い
でもあるからです。
住宅金融支援機構の説明でも、変動金利は金利変動のリスクを借り手が負うから低く設定されている、とされています。
一方で、全期間固定型は返済額が読みやすく、家計の見通しを立てやすいのが強みです。
たとえば、子どもの教育費がこれから増える家庭を考えてみてください。
今は何とか払えていても、食費や光熱費、保険料がじわじわ上がる中で、住宅ローンまで重くなると、家計の余裕は一気に削られます。
毎月あと2万円、3万円の余白があるかどうかで、
積立を続けられるか
副業の勉強にお金を回せるか
急な出費に慌てずに済むか
などが変わってきます。
住宅ローンは、家を買うためのお金であると同時に、その先の自由をどこまで残せるかという話でもあります。
怖いのは、すぐに返せなくなることだけではありません。
むしろ多いのは、
「払えてはいるけれど、ずっと苦しい」
という状態です。
いわゆる生き地獄ってやつですね。
旅行を控える。
貯金を取り崩す。
投資を止める。
転職や独立を考えても、固定費が重くて動けない。
こういうじわっとした圧迫感のほうが、生活には長く効きます。
では、どう考えればいいのか
まず、
変動か固定かを、今の数字の安さだけで決めないこと
です。
変動金利は政策金利の影響を受けやすく、住宅金融支援機構のページでも、政策金利は約1%まで上昇しており、今後も上昇が見込まれると説明されています。
一方で、フラット35のような全期間固定型は長期金利の影響を受けます。
つまり、どちらも金利の流れとは無関係ではありません。
ただし、
固定は「後から上がる不安を減らす商品」
変動は「当初の負担を軽くしやすい代わりに将来の変化を引き受ける商品」
と考えると、かなり整理しやすくなります。
なにを確認すればいいのか
確認しておきたいのは、難しい経済予測ではありません。
自分の家計が、返済額の上昇にどこまで耐えられるかです。
貯金はどれくらいあるのか。
教育費や車の維持費は今後どう増えるのか。
共働き収入は安定しているのか。
もし返済額が上がっても、生活の質を大きく落とさずに済むのか。
この視点がないまま「とりあえず変動で」と決めるのは、少し危うい時代に入っています。
住宅ローンの比較は、金利の低いほうを選ぶゲームではありません。
家計の揺れにどこまで耐えたいかを決める作業です。
だからこそ、今は変動金利だけを見るのではなく、フラット35のような固定型も含めて見比べる意味があります。
最初の数字だけでは見えない安心に、どれだけ価値を置くか。
そこが、これからの判断の分かれ目になりそうです。
もし住宅ローンを組んでいるなら、いまの金利タイプと返済計画を一度見直してみてください。
ニュースを見たときに、
「自分には関係ない」
で終わらせず、自分の生活に引き寄せて考えること、その積み重ねが、あとで大きな差になります。
では、次回の記事でお会いしましょう!
